実家がまだ社宅だった時、ぼくが小さかった頃の話。
正直覚えてないし、すぐ上の姉がぼくを見つけたんだが、その姉から聞いた話だ。
ある日の夜、ぼくは急に消えた。
気づいた兄姉達が探してくれたようだが近くにはいなかった。
姉がふと神社を見に行ったところ、賽銭箱の前に数段の階段?石段?があるのだが、そこで座ったまま眠っていた。
姉はその時、かなり驚いたらしい。
幼い子供がどうやって、歩いて20分から30分ぐらいの神社まで?
合間に信号がいくつかあるわけだし、道路に出てしまったら危ない。
最悪の場合は車に轢かれていただろう。
しかも……ぼくはまだ1人で出かける事もできない(普通に歩けはしただろう)小さい子供だったうえに、その当時…1回も行った事ない神社にどうやって?
姉から話を聞いて、冷静に考えて少し気味が悪いと思った。
子供の頃じゃなくとも不思議な体験はいくつかあるが時期などが鮮明ではないので話す事はないだろう。